ほのぼの苑では、常時100名の入苑者の方が生活しておりますが、7割の方はテープ式オムツを、3割の方も
リハビリパンツやパッドを使用しています。入苑者の方の大半が何らかの排泄アイテムを使用しているにも関
わらず、今まで、同じオムツを使用していました。
オムツ交換の時間やオムツの当て方の工夫等も色々試したりもしましたが、結局は、なんとなく同じオムツを
使い続けると言う形になっていました。
進歩のないことを続けていくと、いつかは施設自体うまく機能しなくなり、入苑者の方も快適な生活を送ること
ができなくなるのではという危機感を感じ、オムツで一番関わることの多い現場の人間でチームを編成し、オ
ムツプロジェクト(Project O)を始動することにしました。

排泄は、様々な事と密接に関わるため、色々な問題が考えられます。

・1日何度もオムツ交換を行うため、入苑者の方が夜間、良眠出来ていないのでは・・・
・使用済オムツが大量に出るため、廃棄場所のトイレ周辺が臭う
・入浴、食事、離床などの様々な生活活動を行う時間が確保出来ていないのではないか・・・

様々な問題を考え、対応し、入苑者個人に合った排泄介助をし、これから先も快適に生活して頂けるよう、こ
の活動を通じ、学び続けていこうと思います。
私たちが、学んだ事を職員間だけではなく、このページを通じて在宅で介護されている方にも、情報を伝えて
いきたいと考えています。

色々なオムツを使用し、何がどのように良いかをまとめてみましたので、報告いたします。
最初に紹介するP社のオムツは、パンフレットには色々な事が書いてありましたが、実際に使用してどうだっ
たかをEPISODEUで分かりやすく出してみました。
へと続きます